灯明(とうみょう)

 灯明とは、ろうそくの灯のことをいいます。
 仏壇には、右手に必ずろうそくを灯す燭台があり、仏壇にお参りするときは、まず最初に、ろうそくの灯をともします。
 灯明は、迷い多い私たちの心を明るく照らしてくれる「智慧の心」をあらわしています。まず、私たちの心を明るくしてからということで、お参りの際の準備ともいえましょう。
 ろうそくは、火を使用するため心配がたえません。釣月寺では、なるべく火を使わないようにと、電池式の電子ろうそくを使用しています。炎の部分がゆらゆらとゆれ、実際に火がともっているかのごとく見えます。炎の部分を押すことで点灯・消灯ができるようになっています。電子ろうそくを使用することで、火の心配がほとんど無くなりました。

≪平成29(2017)年8月13日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年8月13日(日):第2310号】