七尾・明治の館 場所の地図
昨日から石川県に所用できています。七尾市にある見応えのある「天領庄屋の旧家 室木邸」、通称「明治の館」と呼ばれる古い豪邸がありましたので立ち寄りました。現在は、七尾市に寄贈され、七尾市指定文化財として市が管理しているとのことです。
パンフレットに次の記述があります。
室木家は古くからこの一帯の草分け百姓として大きな権威をもち、百姓代や組頭を勤め、藩政末期には庄屋となり草高四百石を有した大地主です。広大な山林を所有し、さらに廻船業、酒造業も営み、江戸から明治にかけて隆盛を極めた家柄です。この建物は柱の数を少なく客室を広く利用できるようにした様式で、明治12年から十年余りの歳月をかけて造られました。豪壮な合掌組入母屋造りの茅葺屋根、目を見張る柱や梁の太さ、百年余りの歳月を感じさせない美しい塗りなど、用材の立派さと名工の手の跡に和風建築の粋が凝縮されています。
どこを見ても、豪壮な造りにはびっくり、十分に見応えがありました。見学後、係の人がお茶を出してくれました。この建物が管理が大変なこと、何年か前の能登地震では、大きな被害がでて、修理に莫大なお金がかかったことなどを話していただきました。
門を持つ豪華な造り | 母屋全景 | 豪華な居間 |
太い梁 | 上座敷 | 枯山水庭園 |
≪平成29(2017)年6月6日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年6月7日(水):第2243号】