新城・だんご山  場所の地図

 昨日紹介した荒沢の滝のすぐ南側にあります。大きな岩がごろごろしている小山で、その前に次の説明があります。

 新城市は、市の中央部を北東から南西にかけて日本で一番大きい断層・中央構造線が通っています。この断層を境に、雁峰山側の花崗岩や片麻岩を中心とする領家帯(りょうけたい)と、風切山や吉祥山に見られる緑色片岩や黒色片岩を中心とする三波川帯(さんぱがわたい)にわかれます。
 だんご山は緑色片岩がほとんどですが、立岩の光り岩のように石英の多いところや黒色片岩もまじっています。
 これらの岩は、もとは深井海の底につもった火山灰や泥ですが、一億年くらい前にゆっくり移動しながら圧力を受けて正室が変わり、今みられるような岩になりました。
                                         平成10年11月吉日 だんご山愛郷会

 ということで、このだんご山は、緑色片岩や黒色片岩の両方をみることができる岩石の標本的な山ということのようです。
 この地一帯は、春になるとカタクリの花が咲くとのこと。その時期にもう一度訪れてみたいものです。

≪平成29(2017)年2月13日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月19日(日):第2135号】