名古屋市中区・大須コースA
昨日の【第2129号】に続く、名古屋市中区の大須コース散策の後半です。
このコースのタイトルは、『はじめに伽藍(がらん)ありき』、コースの概要として、「かつては城下南の寺町として栄え、現在は、ショッピングなどを楽しむ庶民的なまちである大須。ここには今も神社や寺院など多くの史跡が残っています。(約2.4km) 」とあり、コース図に従っての散策です。各ポイントの説明文は、コース詳細およびポイントの前に立っている名古屋市教育委員会の説明文を参考にしました。
春日神社 場所の地図
「春日社」「春日大明神」ともいい、天児屋根命(あめのこやねのみこと)を祭神としています。創建は、天暦3(949)年と伝えられ、奈良の春日大社に模して造られ、朱塗りの社殿が色鮮やかな神社です。名古屋地方には数少ない「春日さん」のひとつです。
参道 | 拝殿 |
万松寺(ばんしょう) 場所の地図
【平成26年1月29日(水):第1018号】を参照。
三輪神社 場所の地図
創建年代は不明ですが、小林城主が勧請し、天保年間に改築されました。祭神は大国主命を祀り、境内には秋葉社、天王社、福光稲荷があり、 名古屋市指定保存樹のクスノキ、ムクノキが茂っています。この神社の境内には、昔尾張徳川家が通し矢の修練場矢場がありました。そのため。この地界隈を「矢場町」と呼ぶようになりました。
拝殿 | 矢場跡のモニュメント | 朱印 |
清浄寺:矢場地蔵 場所の地図
浄土宗の寺院で山号を徳寿さんといいます。創建は元禄13(1700)年、本尊である地蔵菩薩がまつられたのは翌年といわれています。明治の頃までは、矢場の地蔵、延命地蔵と呼ばれ、8月24日の縁日などは、群参で混雑しました。このあたりは、織田家が治める前に、この地を治めていた牧家の居城であった小林城趾です。小林城は廃城後、尾張藩主の剣術師範を務めた柳生新陰流の達人、柳生兵庫の屋敷地となった後、清浄寺が建てられました。境内に芭蕉等の句碑があるのはその名残です。
山門 | 本堂 | ジャンボ地蔵 |
小林城主牧氏の墓 | 芭蕉等の句碑 | 朱印 |
≪平成29(2017)年2月7日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月14日(火):第2130号】