名古屋市中区・基盤割コースA

 【2120号】に続く名古屋市史跡散策路、名古屋市中区の基盤割コース散策の後半です。
 このコースのタイトルは、『花の名古屋の基盤割』、コースの概要として、「名古屋城の城下町として発展してきた名古屋。その基盤となった基盤割の整然とした町並みに残る史跡をたどるコース。(約3.8キロメートル)」、コース図を参照に巡り、ポイントの説明文は、コース詳細を参考にしています。
 今回はその前半です。

金明竜神社(きんめいりゅうじんじゃ)のムクノキ  場所の地図
 東照宮の西隣にある金明竜神社のご神木。推定樹齢約400年、名古屋城築城前からのもので、幹回り5mを越える見事な巨木であり、枝張り南北14m、東西18m、樹高は21m余に達します。

桜天神社  場所の地図
 祭神は菅原道真。織田信秀が天文7(1538)年、菅公の木像を祀ったのに始まります。境内に桜の大木が群生していたため桜天神と呼ばれていましたが、この桜は万治元(1660)年の大火で焼失しました。現在の「桜通り」は、この桜天神に由来します。

参道 拝殿

福生院(ふくしょういん):袋町のお聖天(しょうでん)  場所の地図
 真言宗智山派の寺院で山号を如意山といいます。福生院というよりは、「袋町のお聖天」と呼ばれ親しまれています。お聖天とは勧喜天のことで、男女和合の神様です。この寺のかいわいが名古屋第一の芸者の組合の本拠地だったため明治から昭和に掛けて大いに栄えた寺院です。

参道 本堂 朱印 

聞安寺(もんあんじ):吉田紹和、紹敬茶道顕彰碑  場所の地図
 真宗大谷派の寺院で、境内には「茶どころ名古屋」を支える家柄である吉田家の茶道顕彰碑があります。

山門 本堂 茶道顕彰碑 
  ≪平成29(2017)年1月20日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月4日(土):第2124号】