名古屋市中区・基盤割コース@

 名古屋市中区の史跡・文化財を巡る散策路(名古屋市史跡散策路参照)の第2弾である基盤割コースです。
 このコースのタイトルは、『花の名古屋の基盤割』、コースの概要として、「名古屋城の城下町として発展してきた名古屋。その基盤となった基盤割の整然とした町並みに残る史跡をたどるコース。(約3.8キロメートル)」とあります。コース図を参照に巡り、ポイントの説明文は、コース詳細を参考にしました。
 今回はその前半です。

蕉風発祥の地  場所の地図
 貞享元(1684)年、芭蕉七部集の第一集「冬の日」がまとめかれたのは、現在のテレビ塔北東の脚の北あたり。このとき芭蕉は、「こがらしの身は竹斎に似たる哉」と発句した。それを記念して「蕉風発祥の地」の碑が建てられている。

少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)  場所の地図
 京町は、江戸の本町、大阪の道修町と並ぶ日本三大薬屋の町として城下町時代から栄えたところ。その数ある薬屋たちが「薬祖神」として大正4(1915)年に創建した神社。祭神の少彦名命と大国主命は、ともに健康をつかさどり神、薬の神として知られる。

参道 拝殿

愛知県護国神社  場所の地図
 【平成28年4月7日(木):第1817号】を参照。

那古野神社(なごやじんじゃ)  場所の地図
 祭神は素戔嗚尊(すさのおのみこと)。創建は延喜11(911)年。古くは「天王社」、「亀尾天王社」と呼ばれ、慶長の名古屋城築城後は城内の三之丸の一角に鎮座することになったため、城の鎮守神、城下名古屋の氏神とされた。明治9(1876)年、現在地に移り、明治32(1899)年「那古野神社と改称した。

参道 拝殿 朱印 

東照宮  場所の地図
 祭神は徳川家康。元和5(1619)年、藩祖・義直が父・家康の霊を祀るため名古屋城内三之丸に創建した。明治8(1875)年藩校明倫堂跡地である現在地に移し、義直の霊を合祀し、後に慶勝の霊を相殿に合祀した。県の重要文化財に指定されている本殿は、義直夫人・高原院の霊廟として、慶安4(1651)年に建てられたもの。
 東照宮の末社として、東照宮の東側に福神社があります。祭神は大国主命と事代主命です。家康は、深く恵比寿と大黒を信仰しており、名古屋開府にあたり由緒あるその像を初代藩主義直に賜り、福神社の祭神としたとのことです。

参道 拝殿 
 
福神社  福神社と東照宮の朱印 
  ≪平成29(2017)年1月20日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月4日(土):第2120号】