名古屋市中区・広小路今昔コースA
昨日の【第2117号】に続く、名古屋市中区の広小路今昔コース散策の後半です。
このコースのタイトルは、『昔も今もにぎわいの道』、コースの概要として、「広小路通と若宮大通にはさまれたこのエリアには社寺や文化施設が混在し、今と昔を同時に味わうことのできるコース。(約4.4キロメートル)」とあり、コース図に従っての散策です。各ポイントの説明文は、コース詳細およびポイントの前に立っている名古屋市教育委員会の説明文を参考にしました。
政秀寺(せいしゅうじ) 場所の地図
臨済宗妙心寺派の寺院で、山号を瑞雲山といいます。天文22(1553)年、織田信長が、自分に素行不良を嘆いて諫死した平手政秀の菩提を弔うために、小牧山の南に創建され、慶長15(1610)年に現在地に移りました。本尊は木造十一面観音菩薩です。
山門 | 参道 | 本堂 |
白林寺(はくりんじ) 場所の地図
臨済宗妙心寺派の寺院で、山号を東海山といいます。尾張藩祖である徳川義直が、寛永2(1625)年国家老であった成瀬正成の菩提を弔うため創建されました。本尊は、木造釈迦牟尼仏坐像です。剣術で有名な尾張柳生家の菩提寺でもあります。
山門 | 本堂 |
勝鬘寺(しょうまんじ) 場所の地図
真宗大谷派の寺院で、山号を寂光山といいます。本寺は岡崎にある同じ名前の寺院です。もとは清洲にありましたが、寛永9(1632)年に現在地へ移りました。山門、本堂、太鼓楼は市指定文化財です。太鼓楼では明治を迎えるまで、太鼓を打って時を知らせました。本尊は、木造阿弥陀如来立像です。
山門 | 本堂 |
萬福院(まんぷくいん) 場所の地図
真言宗智山派の寺院で、山号を成田山といいます。安土も尾山時代、名古屋城の築城にともなう町づくりの一環として、名古屋栄に移転しました。大正元(1912)年、成田山新勝寺より不動明王の分身を勧請し本尊とし、同時に成田山名古屋祈願所となりました。平成14(2002)年に現在地へ移転しました。
参道 | 本堂 | 朱印 |
≪平成29(2017)年1月24日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月2日(木):第2118号】