名古屋市中区・広小路今昔コース@

 現在名古屋市には、名古屋の歴史や文化を肌に感じながら、じっくりと散策を楽しむことができる、史跡・文化財を巡る散策路が各区に設定されています。(名古屋市史跡散策路参照)
 手始めに、中区の広小路今昔コースを散策してみました。
 このコースのタイトルとして、『昔も今もにぎわいの道』、コースの概要として、「広小路通と若宮大通にはさまれたこのエリアには社寺や文化施設が混在し、今と昔を同時に味わうことのできるコース。(約4.4キロメートル)」とあり、コース図に従って散策してみました。各ポイントの説明文は、コース詳細を参考にしています。
 今回はその前半です。

朝日神社  場所の地図
 慶長16(1611)年、「清洲越し」に ともなって朝日村からこの地に移り、広小路神明宮として親しまれた。祭神は天照大神と児屋根命。境内・宮社の赤丸神事は子 どもの厄除けとして知られる。広小路通りに面して立つ透垣は、向かい側にあった尾張藩牢屋の「不浄除け」名残として珍しい。

参道 拝殿 朱印

白川公園・科学館・美術館  場所の地図
 昭和42(1967)年に開園した面積8.93ヘクタールの都市公園。園内には、名古屋市科学館と名古屋市美術館があり、科学館は市制70周年記念事業の一環として建設された。 名古屋市科学館は、【平成23年11月25日(金):第222号】を、名古屋市美術館は、【平成23年10月14日(金):第180号】を参照。

公園入口 科学館遠景

洲崎神社  場所の地図
 社伝では貞観年間(860頃)の創建で、広井天王、牛頭 (ごず )天王社、天王崎神社などとも呼ばれた。古くは、ムク、エノキ、カシ、マツなどが密生した広大な境内だったが、慶長の名古屋城築とき堀川開削で狭くなった。慶長の名古屋城築とき堀川開削で狭くなった。五色の鈴の郷土玩具が昔から知れており、大須新地の女郎衆の信仰も厚かった。市指定文化財の宝物など多数所蔵。

参道 拝殿 朱印 

若宮八幡社  場所の地図
 もとは那古野庄の今市場いう地(のちに名古屋城内なる)にあったが、慶長の名古屋城築城のときに現在地へ移された。城下名古屋の総鎮守として親まれた。名古屋三大祭 のひとつに数えられる例祭(若宮まつり:5月15日、16日)は、神輿、山車をひき出し華麗だったが、戦災でほとんどの山車が焼失し、現在は福禄寿車山車(市指定文化財)を残すだけ。

参道 拝殿 朱印 
  ≪平成29(2017)年1月24日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年2月1日(水):第2117号】