建仁寺  場所の地図

 臨済宗建仁寺派の大本山である建仁寺は、日本最古の禅宗本山です。開山は栄西禅師、開基は源頼家。鎌倉時代の建仁2(1202)年の開創で、寺名は当時の年号から名づけられています。山号は東山(とうざん)といいます。諸堂は中国の百丈山を模して建立されました。創建当時は天台・密教・禅の三宗兼学でしたが、その後純粋な臨済禅の道場となり、京都五山第3位の格式です。
 方丈(重文)は、柿葺、単層入母屋造で、慶長4(1599)年に安芸の国から移築されました。白砂を敷きつめた大雄苑(だいおうえん)という枯山水庭園があります。数多くの文化財を所蔵する中で、特に俵屋宗達作の風神雷神図(国宝)は有名ですが、本物は京都国立博物館に所蔵されています。法堂天井には、見応えのある畳108枚分の大双龍図が平成14(2002)年に完成しました。

三門 法堂 法堂の天井絵・双龍図
本尊・釈迦如来方丈 本坊 風神雷神(複製)
○△□乃庭 潮音庭 方丈
方丈の大雄苑
雲竜図(複製) 茶席「東陽坊」 朱印
≪平成29(2017)年1月9日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年1月16日(月):第2101号】