京都・勧修寺(かじゅうじ) 場所の地図
京都市南部山科区にある勧修寺は、真言宗山階派大本山で、山号は亀甲山、本尊は千手観音です。醍醐天皇の勅願寺で、昌泰3(900)年創建です。文明2(1470)年に兵火で焼失しましたが、徳川氏と皇室の援助で復興し、代々法親王が入寺、門跡寺院として格式を誇りました。宸殿、書院(重文)は、天皇の旧御殿を移築しています。庭園は、「勧修寺永池園」と呼ばれ、「氷室(ひむろ)の池」を中心に造園されており、かつ周囲の山を借景し、広大な自然美を楽しむ池泉回遊式庭園です。書院前庭には水戸光圀寄進と伝える石灯籠があり、勧修寺型灯籠として知られています。
訪れた時は、運悪くかなりの雨が降っていました。庭園を散策するには、あまり適さない気候でした。そして冬ということもあり、氷室の池の蓮も枯れています。やはり新緑の美しい春か、花の美しい秋にもう一度訪れたいと感じた拝観でした。
山門 | 宸殿 | 水戸光圀寄進の勧修寺型灯籠 |
千年杉 | 本堂 | 観音堂 |
氷室の池 | 勧修寺永池園 | 朱印 |
≪平成29(2017)年1月8日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成29年1月13日(金):第2098号】