弘法修復過程A
昨日に続いて、弘法様の修復過程を紹介します。
A木地修理
・玉眼を組付け、眼を描き入れた。
・部材を組立て、破損箇所を修理した。
・椅子はホゾ(二つの木材の接合部)を調整し、安定性を向上させた。
B下地・塗箔
・仏身、畳座に彩色下地を施した。
・椅子は塗仕上げとした。
・椅子幕板、五鈷杵(ごこしょ:右手に持っている金剛杵の両端が五つに分かれているもの)、水瓶には金箔下地塗りを施し、金箔を置いた。
・椅子幕板には紋様を描き入れ、金箔を置いた。
C彩色・組立て
・仏身に彩色を施し、面相を描き入れた。
・畳座には繧繝縁り(うんげんべり:最も格の高い畳縁)を描き入れた。
・椅子部材を組立て、装飾金具を取り付けた。
・仏身に持物を組付け、修理復元作業完了とした。
このような経過をたどり、「弘法大師坐像」は見違えるような、神々しいお姿になりました。
修復前 | 修復後 |
解体洗浄後、組立てられた坐像 | 下地が施された坐像 |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年12月30日(金):第2084号】