霧島ホテル 場所の地図
九州最後の宿は、霧島温泉郷の中でも名門の「霧島ホテル」です。霧島温泉郷(きりしまおんせんきょう)は新湯、林田、硫黄谷、丸尾、栗川、湯之谷、殿湯、関平、野々湯の9つの温泉を総称した標高600〜850mの霧島連山に点在する温泉郷です。そのなかで硫黄谷温泉にある唯一の宿「霧島ホテル」は、正徳4(1714)年に発見され、文久元(1861)年に創業された老舗温泉宿です。さらに硫黄谷温泉は江戸時代の諸国温泉効能鑑の番付に登場したほどの名湯で、坂本竜馬が新婚旅行で訪れたり、犬養毅首相や与謝野鉄幹・晶子夫妻など多くの有名人も訪れたほどの歴史ある宿です。
このホテルの巨大な硫黄谷庭園大浴場が特に有名です。湯量が1日1,400万リットルあり、それをそのまま湯船に注がれており、ダイナミックな掛け流し天然温泉が楽しめます。さらに、大浴槽の底は、中央付近に向かってなだらかに深くなっており、立ったまま肩まで浸かれるのも異体験です。泉源は現在【14】あり、泉種は【硫黄泉】【明礬泉】【塩類泉】【鉄泉】と4種類あります。大浴場の他に、泉種ごとにいくつかの湯舟があり、1つの温泉施設で4種類の温泉を楽しむことができるのは、ここだけでしょうか。温泉は、撮影NGのため、画像はこのHPを参照して下さい。
このホテルのこだわりは、料理にもあり、晩秋にマッチした旬の食材や地元食材を堪能できました。
また、ホテルの裏山である百年杉庭園は、今から140年前から、治山の為に植林を始め、代々大切に育成されて美しい杉林です。早朝に散歩し、霧島高原の清々しい空気を堪能しました。
ホテル全景 | 百年杉庭園 |
本日の料理【他に食前酒デザート】
前菜 | 造里 | 先椀 |
強肴 | 炊合 | 焼物 |
酢物 | 御飯・止椀・香の物 | デザート |
≪平成28(2016)年12月1・2日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年12月22日(木):第2076号】