飫肥(おび)城趾  場所の地図

 飫肥は、伊東氏5万1干石の城下町として栄え、「九州の小京都」といわれており、飫肥城を中心に、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。石垣や蔵、武家屋敷、商人通り、武家屋敷通りなどを散策することができます。その中で、一番の見どころである飫肥城は、飫肥藩5万7千石の城跡で、苔むした石垣、大手門前の広い石段・堀跡・武家屋敷等が昔を偲ばせてくれます。大手門は昭和53(1978)年に樹齢100年の飫肥杉を使用して復元され、飫肥城の玄関として勇壮を誇っています。また、松尾の丸は、江戸時代初期の書院造りの御殿として、時代考証のうえ昭和54(1979)年に再建されました。
 小京都全体を散策したかったですが、時間がないため、飫肥城趾一帯のみのさんさくとなりました。復元された勇壮な大手門、城趾全体をおおう杉林が、時間の経過を物語っていました。

大手門 城壁の白壁 いざ本丸へ
本丸跡の杉林 苔むした本丸跡 松尾の丸
≪平成28(2016)年11月29日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年12月12日(月):第2066号】