浜松:家康の散歩道②

 若き日の徳川家康ゆかりの地である浜松には、「家康の散歩道」という散策路があります。今回は、【平成28年11月16日(水):第2040号】に続く第2弾です。今回は、お城の南にある神社と、北にある3ヶ所のスポットを訪れました。

五社神社・諏訪神社  場所の地図
 五社神社は、徳川家康によって、2代将軍秀忠誕生の際に産土神(うぶすなかみ:生まれた土地を守る神)として、浜松城内から現在の地に遷されました。家康公は、その後も子供たちの初宮祈祷(お宮参り)や、自身の厄除けの祈祷を五社神社で行ったといわれています。また諏訪神社は、3代将軍家光によって、現在の位置に遷されました。

本多肥後守忠真の碑  場所の地図
 三方ケ原の戦いで討死した武将のひとりである本多肥後守忠真の戦功碑です。忠真は三方ケ原の戦いにおいて、大敗した徳川軍が撤退する際に殿(しんがり)を買って出て、武田軍の中に切り込んでいき討死しました。

犀ヶ崖古戦場  場所の地図
 犀ヶ崖古戦場では三方ケ原の戦いで、家康軍の奇襲に驚いた武田軍が足を踏み外し、多くの犠牲者が出た場所です。現在は、かなり埋めたてられ、当時とは変わってしまっているようですが、それでも上から崖を覗くとかなりの高さがあります。この一角は公園になっており、公園内に、犀ヶ崖資料館があり、三方ケ原の戦いに関する資料が展示されています。

古戦場の石碑 犀ヶ崖 犀ヶ崖資料館 

夏目次郎左右衛門吉信の碑  場所の地図
 犀ヶ崖古戦場から北へ50mほどのところに、夏目次郎左衛門吉信の碑はあります。吉信は、三方ケ原の戦いにおいて、家康の命を救いその身代わりになって討死した勇猛な家来です。碑の高さは4mにもおよび、とても存在感がある石碑です。

≪平成28(2016)年11月22日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年11月28日(月):第2052号】