浜松・鴨江の根上がり松  場所の地図

 近くを通りがかった時、目立った表示があったために立ち寄りました。
 静岡県浜松市の中区にある「鴨江の根上がり松(ねあがりまつ)」は、推定樹齢200年とされるクロマツで、根の部分が地表から2m以上も地表から浮き上がっている非常に珍しい松です。2本のクロマツは「鴨江の根上がり松」と呼ばれ、昭和34(1959)年に浜松市の指定天然記念物の登録を受けています。2本のうち1本は、平成19(2007)年7月14日、地上約3mの根元部分から折れ走行中の車両が下敷きになったそうです。梅雨の長雨で幹が水を吸い自重に耐えられなくなり倒木したとみています。なお、倒れた松は内部が腐食し空洞化していました。このマツがある場所には19番目の観音があったので「十九番観音根上がり松」とも呼ばれているとのことです。

マツ全景 元気なマツの根元 枯れたマツの根元
≪平成28(2016)年11月22日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年11月23日(水):第2047号】