駒ヶ根・光前寺  場所の地図

 長野県駒ヶ根市にある天台宗の別格本山の宝積山光前寺は、不動明王を本尊として、貞観2(860)年に開山されました。明治以来多くの末寺等が廃寺となりましたが、今なお樹齢数百年の杉の巨木に囲まれた境内には、本堂、南信唯一の三重塔、三門、経蔵、仁王門、重要文化財の弁天堂、講堂、本堂庫裏、別院十余棟の伽藍を備え、南信随一の祈願の霊場として広い信仰をあつめています。光苔、杉並木の参道から三重塔を過ぎて森の中へ続く小道があり、巨木が生い茂り、しだれ桜の名所としても有名です。本坊裏の築山泉水庭は、本坊前庭園を中心として、境内全域6.7ヘクタールは、県下唯一の名勝庭園として国の文化財に指定されています。霊犬早太郎が娘の代わりとなって怪物と戦い、それまで村人を苦しめていた怪物(老ヒヒ)を退治したという 伝説も有名で、全国より参拝者が訪れています。

仁王門 参道 大講堂
本堂 霊犬早太郎の墓 霊犬早太郎の石像
三重塔  本坊へ  朱印 
築山泉水庭
≪平成28(2016)年10月26日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年10月29日(土):第2022号】