銀閣寺 場所の地図
銀閣寺(ぎんかくじ)は、臨済宗の大本山相国寺の塔頭寺院で、正式名称を東山慈照寺(じしょうじ)といいます。金閣寺と並ぶ京都楼閣建築の代表寺院で、創建したのは室町幕府8代将軍の足利義政で、祖父である足利義満が建てた北山山荘(金閣寺)を参考に、東山文化の代表東山山荘を造営しました。東山山荘の楼閣建物を「銀閣」と呼ぶことから、寺院全体が銀閣寺と称されています。
銀閣寺を象徴する建物が、銀閣と呼ばれる観音殿です。さらに、方丈の前庭にある白砂の砂盛り向月台(コウゲツダイ)と、波紋を表現した銀沙灘(ギンシャダン)も見所の一つです。銀閣の前にある錦鏡池(きんきょうち)を中心に池泉回遊式庭園が広がっています。この庭園は1952年に特別史跡、特別名勝にも指定されている景勝地です。
見学した日は、秋の特別拝観期間中のため、次の貴重な文化財を拝観することができました。(写真撮影禁止が残念ですが、かわりに特別拝観者だけがもらえる20頁あまりの特別パンフレットをいただき、それでその文化財を確認することができます。)
・本堂【本尊の釈迦牟尼仏を・与謝蕪村・池大雅の襖絵】
・国宝・東求堂(とうぐどう)【持仏堂として阿弥陀如来像・足利義政公法体(像)・四畳半書院「同仁斎」(書院飾りの再現)】
・弄清亭(ろうせいてい)【御香座敷(香座敷の本歌)・奥田元宋の襖絵】
参道 | 向月台 | 銀沙灘 |
本堂と銀沙灘 | 花頭窓から見た銀沙灘 | 観音殿(銀閣) |
東求堂 | 池泉回遊式庭園 | 朱印 |
≪平成28(2016)年10月12日奉拝≫ |