静岡県湖西市:豊田佐吉記念館 場所の地図
自動織機を発明し、トヨタ自動車の礎を築いた豊田佐吉は、慶応3(1867)年に、静岡県湖西市に生まれました。その佐吉氏の業績を伝える記念館が湖西市にあります。湖西市に所用で出かけたおりに、見学してきました。入館料は無料です。
公園のように整備された敷地内には、復元された生家や父親に隠れて研究を行った納屋、佐吉が発明した織機や特許証などゆかりの品々が並ぶ展示室などがあります。みかん畑を抜ける小高い丘を一周する散策路もあります。散策路の頂上には、浜名湖が一望できる展望台があります。
佐吉は、明治23(1890)年、東京で開催された内国勧業博覧会で外国製織機を見、独力で「豊田式木製人力織機」を発明しました。その後も研究と改良を続け、大正13(1924)年にはその当時世界一と評価された「G型自動織機」を完成しました。そのたゆみない研究と創造の精神は脈々と受けつがれ、現在のトヨタグループの礎となっています。トヨタは、自動織機の発明にとどまらず、自動車をはじめとする日本の産業の発展へと大きく広がった佐吉の志をふれることができます。
記念館全景 | 佐吉翁の胸像 | 展示室 |
佐吉が発明した織機の展示 | 佐吉が研究に没頭した納屋 | 展望台から見る浜名湖 |
佐吉生家 | 生家内 | 生家内にある織機の展示 |
≪平成28(2016)年9月27日撮影≫ |