高岡・勝興寺 場所の地図
高岡市伏木地区にある巨大な寺院です。地方都市としては破格の規模と格式を備えた、浄土真宗本願寺派の雲龍山・勝興寺(しょうこうじ)は、順徳天皇勅願所、蓮如上人開基の寺院です。真宗の布教寺院として起源をもつ勝興寺は、幾多の遍歴を経て現在の伏木の地に築かれたのは今から420年前の戦国時代です。戦国の頃、勝興寺は一向一揆の拠点の一つとして、近世には加賀前田家・本願寺・公家とも密接なつながりを持ち北陸を代表する真宗の有力寺院として不動の地位にありました。勝興寺は、広大な敷地や門構えから城のようだと言われています。古代には越中国府が置かれ、戦略上重要であった古国府城の跡地を譲り受けて寺院を建築したためであり、城郭寺院と呼ばれる由縁となっています。近年、7年かけて修復した本堂は、国の重要文化財に指定されています。
現在長い修復工事中ですが、平成29(2017)年には全ての工事が完了する予定です
唐門 | 本堂 | 経堂 |
本堂軒下にある四本柱の上の彫刻 | 唐門の彫刻 | 朱印 |
≪平成28(2016)年6月17日撮影≫ |