豊橋市内四神社

 豊橋市内の中心部に立地する初詣神社一覧にある4神社に参拝してきました。それぞれの神社がそれなりの歴史を持っていることがよくわかりました。

羽田八幡宮  場所の地図
 白鳳元(672)年の創建と伝えられ、祭神は応神天皇であり、宇佐八幡宮の御分霊社です。豊橋「三大祭」の一つと言われる「羽田祭」は、毎年10月第1週の土・日に行われ、奉納手筒煙火などが盛大に行われています。また、毎月1と5の日には、境内で朝市が行われます。

参道 拝殿 朱印
≪平成28(2016)年5月19日奉拝≫

東田神明宮  場所の地図
 伊勢神宮外宮の神領であった薑御園に天照皇大神を祀ったものです。天文22(1553)年の棟札が残っています。もともと仁連木村の産土神であったが、豊橋市東田町・旭町・東新町・向山町の氏神です。毎年10月第2土・日曜日に例祭が行われます。榊山の名は、古代より縁起の良い木として重宝される榊が多い神聖な山を榊山と称えて神社が鎮座していることによるとのことです。

参道 拝殿 朱印
≪平成28(2016)年5月24日奉拝≫

安久美神戸(あくみかんべ)神明社  場所の地図
 天慶3(940)年、朱雀天皇により伊勢神宮へ飽海(あくみ、安久美とも書く)荘を神領として当地が寄進されました。このとき当地の繁栄を祈願したことに始まるとされています。近世~近代に建造製作された本殿・幣殿及び拝殿・神楽殿・神庫・手水舎は国の登録有形文化財です。毎年2月11日には“赤鬼と天狗のからかい”神事で有名な「鬼祭」が行われます。この鬼祭は国の重要無形民俗文化財に指定されており、境内は多くの見物客でにぎわいます。

参道 拝殿 朱印
≪平成28(2016)年5月27日奉拝≫

吉田神社  場所の地図
 古くは天王社・牛頭天王・吉田天王社と称した古社で、多くの武将たちから崇拝を受けました。その中でも源頼朝が深く崇拝したことから、頼朝公の行列を再現した神輿渡御(みこしとぎょ)が天王祭として誕生したのが、豊橋衹園祭の始まりです。本祭となる神輿渡御の前夜祭として盛んになったのが、黒色火薬を使った花火の放揚です。神社に残る文献によると、永禄元年(1558)にはじまりこのことが「手筒花火発祥之地」と言われる所以です。7月第3金曜日に手筒花火の奉納、第3土曜日には打ち上げ花火が豊川河畔で打ち上げられます。

参道 拝殿 朱印
≪平成28(2016)年5月31日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年6月4日(土):第1875号】