源光庵  場所の地図

 源光庵は、正式名称を鷹峰山寶樹林源光庵といい、貞和2(1346)年に臨済宗による開創ですが、元禄7(1694)年に曹洞宗に改宗されました。本尊は霊芝観世音菩薩です。
 「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンポスターの丸い窓と四角い窓が並ぶ印象的な風景、ここがその寺院です。
 本堂には「血天井」と呼ばれる伏見城の戦いを今に伝える伏見桃山城の遺構があります。血天井には、当時の戦いの跡を残す手形や足形が残っています。
 本堂にある、「悟りの窓」と名付けられた丸窓と、「迷いの窓」と名付けられた角窓があります。悟りの窓は円型に「禅と円通」の心を表し、円は大宇宙を表現します。迷いの窓は、角型に「人間の生涯」を象徴し、生老病死の四苦八苦を表しています。本堂裏の枯山水の庭園である「鶴亀の庭」は、北山を借景とし、四季を通じて趣があります。

参道 山門 本堂
本堂 血天井:足形 血天井:手形
悟りの窓 迷いの窓 悟りの窓と迷いの窓
悟りの窓から鶴亀の庭を 鶴亀の庭 朱印
≪平成28(2016)年4月22日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年5月1日(日):第1841号】