妙心寺  場所の地図

 4月22日(金)から23日(土)にかけて、春の京都を満喫し、数多くの寺院を拝観してきました。どの寺院も新緑と美しい花々に囲まれれた環境のたたずまいで厳粛な趣をかもしだしていました。
 最初に訪れた寺院は、臨済宗の本山の中で最も末寺が多い妙心寺です。山号を正法山といい、本尊は仏殿にある釈迦如来です。広大な敷地には、南から三門、仏殿、法堂(はっとう)と重文の伽藍が一直線に並び、46の塔頭寺院が廻りを囲んでいます。みどころは法堂の天井画「八方にらみの龍」で、狩野探幽の作です。法堂には、日本最古の銘をもつ黄鐘調(おうじきちょう)の梵鐘(国宝)も見ることができます。また、浴室は明智風呂と呼ばれ、法堂とあわせて解説があります。
 訪れた日は、春の京都禅寺特別拝観ということで、普段見ることのできない三門の内部を拝観することができました。七堂伽藍を一望する楼上には、観音菩薩像や十六羅漢像が安置されており、天井には天女や飛龍、楽器などが色鮮やかなに描かれており、素晴らしいの一言でした。

南総門 仏殿 本尊:釈迦如来
法堂 法堂の天井画「八方にらみの龍」 日本最古の銘をもつ黄鐘調の梵鐘
玄関 大方丈 三門
浴室 明智風呂 朱印
≪平成28(2016)年4月22日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年4月26日(火):第1836号】