甲斐の猿橋  場所の地図

 「山梨県立リニア見学センター」から北東方向10kmほどの所に日本三奇橋の一つである「甲斐の猿橋」があるということで、訪れました。
 「岩国の錦帯橋」「木曽の棧(かけはし)」と並ぶ日本三奇橋のひとつです。長さ30.9m、幅3.3m、高さ31mのその姿は、橋脚を全く使わない特殊なもので、鋭くそびえたつ両岸から張り出した四層のはねぎによって支えられています。猿橋の珍しい構造の起源は定かではありません、西暦600年ごろ、百済からやって来た造園士がなかなかうまくいかず難航していた橋の建設の最中に、沢山の猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得て、ついに橋を架けるのに成功したといわれています。「猿橋」の名前の由来もそんなところからつけられたということです。
 深い渓谷の美しさ、そしてその渓谷にかかっているアーチ、工夫された左右四層のはねぎの美しさに感激しました。

猿橋入口 猿橋 橋から見た渓谷美
橋左側のはねぎ 猿橋の展望 橋右側のはねぎ
≪平成28(2016)年3月29日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年4月8日(金):第1819号】