富士山本宮・浅間大社  場所の地図

 富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、全国に1300社ある浅間神社の総本宮です。駿河国の一宮で、東海地方最古の社です。世界遺産富士山の構成資産の一つにもなっています。富士山を神体山として祀る富士信仰の中心地です。 富士山南麓の富士宮市に本宮が、富士山頂に奥宮があり、富士山8合目以上は奥宮の境内地(ご神域)になります。
 本殿・拝殿・楼門などは徳川家康の建立寄進によるもので、本殿と拝殿は重要文化財になっています。境内には国指定特別天然記念物の「湧玉池」があります。この池は、富士山に降った大量の雨や雪が麓へ流され湧水として現れた池です。中世以降富士山に登る人は、ここでまず禊ぎをし、富士山登山に臨んでいたそうです。水温は年間通して13度、湧水量は毎秒3.6klとのことです。
 創建は2千年以上前の紀元前27年頃、噴火を繰り返す富士山の神霊「浅間大神」を鎮めるために、富士山麓に祀ったのがはじまりとされています。
 桜の名所としても知られています。静岡県最初の見所地として紹介されていましたが、訪れたときは、まだ桜は早かったようです。境内に早咲きの1本だけが美しい花をみせていました。

参道 楼門 拝殿
早咲きの満開の桜 湧玉池 朱印
≪平成28(2016)年3月28日奉拝≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年3月31日(木):第1810号】