宇治・三室戸寺(みむろとじ) 場所の地図
平等院から北東方向2kmほどのところに西国観音霊場」10番の札所である本山修験宗の別格本山である明星山三室戸寺があります。
約1200年前の宝亀元(770)年、光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、岩淵より出現された千手観音菩薩を本尊として創建されました。開創以来、天皇・貴族の崇拝を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わうこととなりました。宝蔵庫には平安の昔を偲ぶ五体の重要文化財の仏像が安置されています。現在の本堂は約180年前の文化2(1805)年に建立された重層入母屋造りの重厚な建築で、その背景には室町時代の十八神社社殿、東には鐘楼・三重塔があります。
5千坪の大庭園に四季おりおりの花が見られるので、『京都の花寺』とも言われています。 4月下旬〜5月上旬には、ツツジ、6月には、アジサイ、6月下旬より8月上旬にかけては、ハスが見頃です。11月ともなると紅葉が始まり、古来よりその美しさは『三室戸の紅葉』と称せられ、宇治の名所になっています。
山門 | 本堂 | 阿弥陀堂 |
鐘楼 | 三重塔 | 朱印 |
≪平成28(2016)年3月13日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年3月19日(土):第1798号】