今月の掛軸(額) bT9−【双瀬山】
今月は扁額紹介で、扁額の紹介は8回目になります。山門に掲げられている山号の扁額です。
釣月寺の山号は、「双瀬山」です。「双」の字は、旧字で「雙」と表記するのが正式です。「双瀬」は、釣月寺が立地する所の地名で「ならぜ」と読みます。そのため、山号の詠みは、「ならぜさん」、音読みにして「そうらいさん」のどちらかになります。
揮毫は、先代住職です。
山号は、寺院の名称の前に付ける称号です。もともと、寺は多く山に建てられたため、その山の名でよばれましたが、のちに平地の寺にも用いるようになりました。そのため、山号には寺院が建っている山や所在地の名前がよく使われます。
≪平成28(2016)年1月1日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成28年2月10日(水):第1760号】