三井寺(みいでら)【園城寺(おんじょうじ)】  場所の地図

 三井寺は、正式には「長等山(ながらさん)園城寺(おんじょうじ)」といい、天台寺門宗の総本山です。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから、「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになりました。国宝の金堂を始め、西国第十四番札所の観音堂、釈迦堂、唐院など多くの堂舎が建ち並び、国宝・重要文化財は100余点を数えます。
 延暦寺を参拝した後に訪れました。広大な境内に、数多くの文化財が建ちならび、壮観です。日が落ちると、境内はライトアップされます。境内の散策を終えると、丁度ライトアップの時間になりました。紅葉と伽藍が重なり、厳粛な美しい境内が、訪れた人たちの脳裏に焼き付きます。

仁王門【重文】宝徳4(1452)建立 釈迦堂【重文】室町初期 金堂(総本堂)【国宝】慶長4(1599)年再建
鐘楼(三井の晩鐘)【重文】慶長7(1602)年再建 閼伽井屋(三井の霊泉)【重文】覆屋慶長5(1600)年建立 三天皇の産湯に用いられた泉
霊鐘堂(弁慶の引き摺り鐘を安置) 弁慶の引き摺り鐘【重文】 一切経堂【重文】慶長7(1602)年移築
唐院・長日護摩堂【重文】 唐院・潅頂堂【重文】寺流を伝える道場 唐院・三重塔【重文】慶長6(1601)年寄進
微妙寺(五別所の一つ) 毘沙門堂【重文】元和2(1616)年建立 観音堂【県指定】西国33所観音霊場札所
観音堂からの琵琶湖眺望 観月舞台【県指定】嘉永3(1849)建立 水観寺【県指定】五別所・明暦元(1655)年建立
護法善神堂【市指定】鬼子母神を祀る。享保12(1727)年再建 ライトアップされた仁王門 ライトアップされた金堂
≪平成27(2015)年11月15日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年11月18日(水):第1676号】