犬山の寺社

 10月31日に行われた「鳳来支部寺院総代会研修旅行」において、犬山市の代表的な二寺院一神社を参拝しました。

 寂光院(じゃっこういん)  場所の地図
 寂光院は、真言宗智山派の寺院で、山号は継鹿尾山(つがおざん)といいます。正式名称は、継鹿尾山八葉蓮台寺寂光院(つがおざんはちようれんだいじじゃっこういん)といい、通称は継鹿尾観音(つがおかんのん)と呼ばれています。紅葉で有名なことから「もみじでら」ともよばれています。もみじの本数は約1000本。特に巨木が多く、葉が細かく、色鮮やかに染まるので見ごたえ十分です。愛知県最古の千手観音霊場(尾張三十三観音霊場の20番札所)で、境内地は10万坪の広さを誇っています。山寺の静寂、本堂にいたる参道脇の風情、本堂脇展望台から見る犬山城、小牧城、名古屋ミッドランドなどは絶景です。

参道入口 300段の参道 本堂
随求堂 馬鳴堂と弁天堂 筆弘法

 桃太郎神社  場所の地図
 桃太郎神社は、河川美日本一と称えられる景勝地、日本ライン木曽川の沿岸にある神社です。犬山市には桃太郎伝説が存在しています。その桃太郎伝説にちなみ神社は装飾されています。境内には名古屋のアマチュア人形師によって造られた約20体もの童話桃太郎に由来する実物大人形が点在し、摩訶不思議な空間を演出しています。全国的にも珍しい桃型の鳥居があるほか、桃太郎のおばあさんが洗濯をした洗濯岩などがあります。 道路から、一の鳥居、二の鳥居を経て、石段を上ると、桃型鳥居と拝殿があります。地元では、子どもの健康を祈る神社として大切にされています。神社周辺は桃太郎公園として整備されています。

参道 拝殿前の桃型鳥居
拝殿 童話桃太郎に由来する実物大人形

 成田山名古屋別院大聖寺(だいしょうじ)  場所の地図
 犬山成田山は千葉県成田市の大本山成田山新勝寺の別院で、寺号を大本山成田山名古屋別院大聖寺といいます。成田山新勝寺は、天慶3(940)年に開山された真言宗智山派の寺院で、不動明王を本尊としています。名古屋周辺の信徒がたびたび千葉まで参拝されるのは困難ということで、昭和11(1936)年に別院建立のための奉賛会が結成され、第二次大戦の混乱が収まった昭和28(1953)年に中部地区最大の不動尊霊場として開創しました。

太師堂 本堂 新生大仏
本堂テラスからの眺望
≪平成27(2015)年10月30日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年11月1日(日):第1659号】