豊川・五社稲荷社 場所の地図
豊川市小坂井地区の国道151号線に大きな鳥居が目立ちます。鳥居には「白狐ヶ丘」という扁額がかかっています。この大鳥居には前々から気になっており、近くに所用でいった際に、大鳥居の北側にある五社稲荷社を参拝しました。
この地は、白狐ヶ丘といわれ、弥生中後期の住居遺跡で欠山式土器の発掘地として知られており、明暦年間(1656年頃)にこの遺跡の中央前方部大古墳上にこの古墳の尊厳を守り、五穀豊穣を祈るため「保食神(うけもちのかみ)」を斎祀したのが始まりと伝えられています。文政13(1830)年に京都伏見稲荷大社より、五神を勧請し五社稲荷社となり、延享4(1747)年に社殿が改築された記録があり、実際の創立年代はそれ以前にさかのぼるとのことですが、詳細は不明です。五穀豊穣、商売繁盛、福徳円満の神として崇敬され、毎月1日、15日の月次祭(つきなみさい)には、多くの参拝者があるとのことです。
大鳥居 | 白狐ヶ丘の扁額 | 参道 |
千本鳥居 | 拝殿 | 奥宮 |
≪平成27(2015)年9月25日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年9月28日(月):第1625号】