博物館網走監獄  場所の地図

 博物館設立の趣旨が次のように述べられています。
 明治23(1890)年網走村に網走監獄が設置されました。その10年後の明治33(1900)年に網走区裁判所が設置されました。
 地方の村に行刑施設と司法施設がそれぞれの役割りを担い歴史を刻んでまいりました。法のもとで裁かれ、行刑施設で罪を償う、網走の街は罪を憎み正義と向き合ってきた街です。これらの旧構築物を移築復原し、北海道開拓の礎として北海道集治監の果たした功績を行刑資料とともに顕彰し、保存公開を通じて北海道の教育文化の発展に寄与することを目的に運営しています。
 実際に使っていた網走刑務所の建物を保存公開しているため、そのリアリティと迫力は充分、監獄の歴史だけでなく、北海道の開拓史も学習することができます。広い館内は20ヶ所以上の見学ポイントがあり、たっぷり1時間のコースでした。

鏡橋:「我が身を見つめ自ら襟を正す」 博物館入口 正門:現在の刑務所と同じ形
網走刑務所の旧庁舎:登録有形文化財 裏門:登録文化財 水門
網走地方裁判所網走支部法廷復原棟 当時の裁判の様子 休泊所:道路開削時の宿舎、動く監獄
監獄歴史館:監獄の歴史や当時の暮らしの紹介 五翼放射状平屋舎房の房内:登録有形文化財 脱獄シーンの再現
房内の一室 浴場 教誨堂:登録有形文化財
≪平成27(2015)年7月27日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年8月9日(日):第1575号】