摩周湖

 天候にも恵まれ、本日の目的地は、世界一の透明度を持つ摩周湖です。普段、あまり行かない西側の裏摩周展望台から攻めることにしました。

 神の子池  場所の地図
 裏摩周へ行く途中に、神秘の湖といわれる「神の子池」があるということで訪れました。神秘の湖といわれるだけあって、透きとおる緑色の湖はすばらしいものでした。画像では、その美しさはあまり伝わっていません。実際に直接見た感動とは大きく異なります。あまり観光客が立ち寄らないスポットだけに、ライダーが一人いただけでした。
 池の前に次の説明がありました。

 神さまからの贈り物「神の子池」
 この池は、摩周湖(カムイト=神の池)の伏流水からできているという言い伝えで「神の子池と呼ばれています。
 神の子池の伏流水は、1日12,000tも涌き出ており、周囲220m、水深5mで、水が澄んでいるので底までくっきりと見えます。水温が年間を通して8°Cと低く、樹木が青い水の中に腐らず化石のように沈んでいます。
 その隙間を朱色の斑点を持つオショロコマが泳ぐ様子は、何ともいえない不思議な美しさです。     清里町 

神の子池の看板 美しい神の子池 オショロコマ
≪平成27(2015)年7月23日撮影≫

 裏摩周展望台  場所の地図
 神の子池を見学後、裏摩周にむかいました。展望台に近づくにつれ、もやがたちこめてきました。霧の摩周湖という歌のとおり、裏摩周展望台からは、一面が霧で何も見えませんでした。

 摩周湖第一展望台  場所の地図
 それでも気を取り直して、裏摩周展望台から西側にある第一展望台へ1時間強の移動です。だんだん日差しが立ちこめてきました。展望台につくと駐車場の係りの人から、今やっときれいに見えるようになりましたとのことです。展望台へ登ると、美しい摩周湖の全景が広がっていました。1時間の時間差でこうも違うものかと実感しました。
 湖の前には次の説明文がありました。

 摩周湖は、火山の中央部が陥没し、底に水がたまってできたカルデラ湖と呼ばれる、面積約20平方km、周囲約20kmの湖で、世界有数の透明度を誇っています。(昭和6年8月に当時世界一の透明度41.6mを記録しています。)
 周囲はカムイヌプリ(摩周岳/標高857m)を最高峰とする高さ150m〜500mの急な崖に囲まれ、流入・流出河川が一切なく、ほぼ一定の水位(海抜351m)を保っています。
 最大水深211.5mあり、このカルデラの底からそびえる中央火口丘の頂上が、湖面に浮かぶカムイシュ島です。
 一帯は、阿寒国立公園特別保護地区として、原生的な景観が厳正に守られています。

≪平成27(2015)年7月24日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年7月27日(月):第1562号】