道後温泉
3000年を超える歴史をもつ道後温泉は、日本三古湯(ことう)【道後・有馬・白浜と道後・有馬・いわき湯本の2説あり】の一つです。泉質は、無色のアルカリ性単純泉です。道後温泉のシンボルは、明治27(1894)年に建築された道後温泉本館、レトロな雰囲気の建物と大浴場は、道後を訪れた人は必ず訪れる立ち寄り湯です。温泉街の商店街は、活気があふれており、、ゆかた姿の宿泊客が湯上りの散歩を楽しむスポットです。駅前にあるからくり時計も人気の一つです。また、近くにある子規記念博物館や道後公園もみどころにあふれています。
道後温泉本館 場所の地図
道後温泉本館は、道後温泉の中心にある温泉共同浴場です。別名・愛称は坊っちゃん湯です。戦前に建築された歴史ある建物(近代和風建築)で、街のシンボル的存在であり、平成6(1994)年に国の重要文化財(文化施設)に指定されました。道後温泉本館は、4つの入浴コースがあり、入浴後、無料で漱石ゆかりの「坊ちゃんの間」と展示室の見学ができます。二階席や三階席を利用すると、お茶菓子と浴衣を貸してくれます。
温泉は、神の湯と霊(たま)の湯があります。神の湯は、昔から市民に愛されてきており、1階に男湯が2つ、やや大きめの女湯が1つ用意されています。共に昔から地元の人に利用され続けてきたもので銭湯と同じ感覚で利用されています。霊の湯は、神の湯とは異なる湯殿になります。やや小ぶりの湯殿は、神の湯とは違う雰囲気で落ちついて入浴ができます。せっかくの機会でしたので、霊の湯2階席¥1,250コースを選択しました。温泉に入り、借りた浴衣を着て、2階休憩室でお茶と菓子の接待を受けました。その後、「坊ちゃんの間」等の見学をし、道後温泉のレトロな雰囲気を満喫しました。
夜の道後温泉本館 | 朝の道後温泉本館 | |
2階休憩室 | 接待のお茶とお菓子 | 坊ちゃんの間 |
坊ちゃんカラクリ時計 場所の地図
坊っちゃんカラクリ時計は、道後温泉駅の正面にあります。道後温泉本館をモチーフにした時計で、軽快なメロディにのって時計台がせり上がり、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物が現れます。その横には足湯があり、いつも多くの観光客が利用しています。
松山市立子規記念博物館 場所の地図
正岡子規の世界をとおして、より多くの人びとに松山や文学について親しみ、理解をふかめるために開設された文学系の博物館です。市民の知的レクリエーションや学校の課外学習の場、研究者の研究機関、観光客のビジターセンターとして親しまれています。正岡子規(1867-1902)は、俳人でもあり歌人でもあります。幼名を升(のぼる)といい、ベースボールを野球というようになったのは、子規の「野ボール」が起源です。松山市に生まれ、明治16(1883)年、上京。当時は政治家志望であったが、やがて文学者志望に転じます。明治35(1902)年に34歳でなくなりますが、その間に、日本の文学史に大きな足跡を残しました。
博物館全景 | 復元された子規と漱石が50日余りを共に暮らした愚陀佛庵 |
道後山の手ホテル 場所の地図
道後温泉街の中央にあるヨーロピアンスタイルのホテルです。温泉は、本館と同じアルカリ性単純泉、内湯・外湯とも充実しています。英国調のレストランでの夕食・朝食ともすばらしく大満足でした。
朝の山の手ホテル | 夜の山の手ホテル |
本日の食事
本日のアミューズ | マグロとホタテとポテトのサラダ仕立て | かぼちゃのクリームスープ |
鯛のポワレ ナンテュア風 春野菜と共に | お口直しのソレベ | 牛フィレ肉ステーキ香草パン粉焼 デミマデラソース |
パティシエ特製デザート コーヒー | 朝食(和食セット) | 朝食(洋食セット) |
≪平成27(2015)年3月28〜29日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年4月21日(火):第1465号】