今月の掛軸(二曲屏風) bS7−【松老雲閑&布袋図】

 今月の掛軸は、二曲屏風仕立ての置物です。昨年11月に行われた同じ教区内にある寺院の晋山式における記念品としていただいたものです。早速、客間の床の間に飾りました。

 屏風の左側(左扇)は、方広寺派管長である大井際断老大師の書「松老雲閑」です。意味は、『置いた松のごとく、静かに流れる雲のごとく、ゆったりと自然のままに心を任せて、悠々と生きる境地』です。
 屏風の右側(右扇)は、妙心寺派管長である嶺興嶽老師の画「布袋図」です。「布袋」は、七福神の一人で、太っておおらかな風貌が好まれ、手にした袋から財を出し与えてくれるため、大量の福運があるといわれています。

 二曲屏風全体  大井際断書「松老雲閑」  嶺 興嶽画「布袋図」
≪平成27(2015)年1月1日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年2月7日(土):第1392号】