京都・知恩院(ちおんいん)  場所の地図

 昨日紹介した円山公園の北側に隣接した場所に、浄土宗の総本山である知恩院があります。山号を華頂山(かちょうざん)といい、詳名は華頂山知恩教院大谷寺(かちょうざん ちおんきょういん おおたにでら)といいます。知恩院に関する解説が次のようにありました。

 浄土宗の総本山で、法然上人を開基とする。この地は法然上人が比叡山から下り。草庵を結び、はじめて浄土の教えを宣布した所である。応仁の乱の時には一字兵火を近江に避けたが、のち徳川家康の手厚い帰依を受け、広大な寺地の寄進を受けて寺観を整えた。7万3000坪の広大な境内には、法然上人の御廟や2000人が一度に参拝できる御影堂(平成31(2019)年まで修理予定)、日本最大級の三門など国宝や重要文化財の多くの伽藍が建ち並ぶ。

 広大な敷地内をすべて見るには、かなりの時間とエネルギーが必要でしたが、総本山としての威厳と豪華さを持つ大伽藍と境内でした。御影堂の修理が完成したならばもう一度訪れたいと思います。

南側庭園の友禅苑
一切経5千余帖が納まる経蔵 上人の本地身とされる勢至菩薩像が本尊の勢至堂 法然上人のご遺骨を奉安する御廟
高さ2.7mの阿弥陀如来座像が本尊の阿弥陀堂 徳川将軍三代を祀る権現堂 洛中随一の名書院として知られる方丈
京都市指定名勝である方丈庭園
≪平成27(2015)年1月7日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月22日(木):第1376号】