京やさい料理  京町家すいしん場所の地図

 今回の1泊2日の京旅行には夕食はついていません。そのため、夕食は京都の先斗町(ぽんとちょう)にある「京町家すいしん」というお店で、京やさい料理を食べにいきました。
 先斗町は、狭い通りで、その中に飲食店がいくつも並んでいます。先斗町の入口に、先斗町を説明する看板には次のように書かれていました。

 この地はもと鴨川の州であったが、寛文10(1670)年に護岸工事の為、埋立て石垣を築き町家が出来て、これを新河原町通りといった。その後、三条一筋南から、四条まで、即ち南北600m、東西50mにわたる地域に人家が建ちならび俗に先斗町と呼ぶようになった。正徳2(1712)年に茶屋、旅籠屋両株と茶立の女子を置くことを許され爾来花柳の街として繁昌、現在に至っている。先斗町の呼名は、ここの人家がすべて川原の西側にたち、先ばかりに集中したところから先斗町と呼ばれたともいい、ポルトガル語のPONTの発音によったともいわれる。

 また、「京町家すいしん」というお店の前には、京やさい料理について次のように紹介されていました。

 京野菜は、古くから農家の方達のたゆまね努力と品種改良そして、京都独自の良質な水という恵まれた風土により生まれました。今日でも家庭から料亭にいたるまで、京都の食文化を支える食材として街の隅々に息づいています。その京野菜の中でも京都府の定義に該当する37品目を「京の伝統野菜」といい、京のふるさと産品協会が定める定義に該当する13品目を「ブランド京野菜」と呼んでいます。旬の京野菜を使用し、その時期一番良い方法で丹精込めて仕立てた京野菜料理。その本当の美しさ、奥深さ、その歴史をぜひお愉しみ下さい。

 看板通り、美味しい京やさい料理に舌鼓をうちました。また店内や器、小物にも京らしさがあふれており大満足のディナーでした。

「京町家すいしん」の店構え 先斗町の通り

本日の料理

先附【菊菜と蟹の胡麻和え】 椀もの【蛤とうふ】 向附【寒鰤造り、あしらい一式】
温物【海老芋と雲子の蕗味噌】 お凌ぎ【菜の花と子持ち昆布浸し】 焼物【丸大根と牛肉の醤油焼】
油物【白魚と九条葱のかき揚げ】 強肴【甘鯛かぶら蒸し】 御飯【おじゃこ御飯】・止椀・香の物
水物【ピスタチオアイス】 京野菜が印刷されたふきん 店内に展示されている京野菜
≪平成27(2015)年1月6日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月19日(月):第1373号】