京都・智積院(ちしゃくいん)  場所の地図

 今日は、昨日紹介した三十三間堂からわずか250mほど東にある智積院です。智積院は、真言宗智山派の総本山で、山号を五百佛山(いおぶさん)、寺号を根来寺(ねごろじ)といい、正式名は五百佛山根来寺智積院です。智積院に関する解説が次のようにありました。

 真言宗智山派(ちさんは)の総本山で、全国に3000余の末寺がある。もと紀州根来山(ねごろさん)の学頭寺智積院であったが、豊臣秀吉の焼き討ちに遭い、学頭玄宥僧正は、難を京都に避け、後に徳川家康の帰依を受けて慶長(1601)年に坊舎と土地を与えられ、智積院を再興した。
 収蔵庫にある豪華な襖絵(国宝)は、長谷川等伯の筆といわれ、桃山時代の代表的障壁画として知られている。庭園(名勝)も同じく桃山時代の作庭といわれ、築山と苑池からなる鑑賞式林泉で京洛名園の一つに数えられている。   京都市

 長谷川等伯とその弟子による襖絵は、収蔵庫に展示されており、その絢爛豪華さは筆舌しがたいものがあります。名勝庭園は、自然石のみを用いており深山にいるような雄大さを感じさせてくれます。季節を変えてもう一度訪れたいと思います。

山門 長谷川等伯作の襖絵が収納されている収蔵庫 講堂
名勝庭園
現在の講堂内部・襖絵は模写 本尊大日如来の尊像が安置されている金堂 本尊不動明王が安置されている明王殿
≪平成27(2015)年1月6日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月18日(日):第1372号】