新城・大善寺  場所の地図

 新城市の中心部にある大善寺は、浄土宗の寺院で、山号を宝乗山といいます。徳川家康の長女である亀姫ゆかりの寺院で、山門前に次の解説文があります。

 天正3(1575)年、長篠の戦いで大功のあった奥平貞昌は、織田信長から信の字を賜って信昌と改め、家康の長女亀姫をめとり、新城城を築き、入城しました。
 亀姫はは熱心な浄土宗の信者で、当地に大善寺を建立し、後年母築山御前の法要、長篠の戦いの戦死者の供養を行いました。
 天正18(1590)年信昌は、上州(現在の群馬県)宮崎三万石、さらに岐阜加納十万石に移封され、亀姫は加納御前とよばれ、寛永2(1625)年死去されました。亀姫の没後、四男松平忠明は母の供養のために五輪塔を大善寺に建立し、現在に至っております。
 大善寺が江戸時代から葵の紋の使用を許されているのは、亀姫の開基からであります。    新城市観光協会

山門 本堂 亀姫の墓
≪平成26(2014)年12月26日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月8日(木):第1362号】