砥鹿神社奥宮(とがじんじゃおくみや)  場所の地図

 豊川市一宮にある三河の国の一の宮である「砥鹿神社」の奥宮が、三河の霊峰である本宮山頂にあります。新城市作手地区にある「本宮山スカイライン」の山頂部に、奥宮に参拝するための駐車場があり、そこから歩いて10分ほどで奥宮の拝殿に到着します。この拝殿に行く途中から、富士山が見えるということで、昨日、富士山を見つつ、砥鹿神社の奥宮を参拝してきました。昨日までに降った雪が、まだ残っており、山頂は冷たい風が吹く中、拝殿を目指します。途中にある「富士山遙拝所」から、遠くに白い富士山を鮮明に見ることができました。
 また、この一帯は、「砥鹿神社奥宮(本宮山)の社叢」として、昭和47(1972)年に愛知県指定天然記念物に指定されています。その説明文が次のようにありました。
 この社叢は、むかしから砥鹿神社の奥宮神域として保護されてきた暖帯自然林で、スギの巨木が林立しています。「本宮山天狗の寄木」といわれる神木は最も大きく根周11m、樹高30mほどで、樹齢は約1000年といわれています。
 昭和34(19599年の伊勢湾台風によって被害を受けたものの、標高700mの高所にヤブツバキ・アカガシなどの暖地性植物がみられるなど、植物分布上も貴重な地域となっています。

参道入口 拝殿近くの鳥居 拝殿
御神木のスギ「本宮山天狗の寄木」 富士山遙拝所の看板 遠くに見えた美しい富士山
≪平成27(2015)年1月3日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成27年1月4日(日):第1358号】