広島・鞆の浦 場所の地図
本山めぐりの三日目午後、この旅行で最後に訪れたのは、広島県福山市の景勝地「鞆の浦」です。
瀬戸内海の中央に位置する沼隈半島の東南端に位置し、古くから潮待ちの港として栄えた広島県福山市鞆の浦。旧い時代より日本経済の中心を担う要港として発展を遂げたこの港町には、時を重ねてきた観光スポットが数多く保存されています。この町には、住民の高い防災意識によって保存されてきた、記念碑的な町並みや史跡が数多く残っており、まるでタイムスリップしたようです。また、風光明媚な地で、鞆の浦から見る瀬戸内海の美しさは格別です。
鞆港西側の雁木の南端に立つ常夜燈(地元ではとうろどうと呼ばれている)は、安政6(1859)年に建造された鞆の浦の1番のシンボルです。南に弓状の港を有する鞆の浦は多島海の天然の良港で、豊後・紀伊水道がぶつかる瀬戸内海の中央部に位置し、“潮待ちの港”として栄えました。その港町の海上安全を支えたのが、この常夜燈です。ちなみにこの常夜燈は、海中の亀腹型石積まで含めると10mを越す大きさで、港の常夜燈としては日本一の高さを誇ります。
団体旅行ということで、見学時間が短く、見学できたのは常夜燈だけでした。観光史跡が山ほどあり、もう一度ゆっくりと訪れたいと感じました。
鞆の浦の古い町並み | |
対岸にある弁天島 | 常夜燈 |
≪平成26(2014)年11月21日撮影≫ |