浜松・寶林寺(ほうりんじ)  場所の地図

 浜松市井細江地区にある寶林寺は、黄檗宗の寺院で、山号は初山(しょさん)といいます。先日紹介した龍潭寺【第1220号】、大本山方広寺【紹介Web参照】、三ヶ日地区にある摩耶訶寺と大福寺の五ヶ寺を、浜名湖の北側にある有名寺院ということで湖北五山と呼ばれています。摩耶訶寺と大福寺については、引き続き紹介します。
 寶林寺の拝観券に次の記述がありました。

 初山寶林寺は、江戸時代の初期、寛文4(1664)年に開創された黄檗宗の寺院です。以来寶林寺は、金指近藤、気賀近藤両家の菩提寺として寺領百石を有し、黄檗禅の専門道場として、遠州地方の黄檗文化の中心地として栄えました。創建当時は七堂伽藍も整い、その建物の多くは中国明朝風の建築様式でありました。現在でも「仏殿」「方丈」「山門」「報恩堂」等に当時のおもかげを残しています。

 上記の記述にあるとおり、広い境内を持つ古刹です。350年という長い歴史を持ち、一つ一つの伽藍や仏像には荘厳さがあふれ、拝観及び参拝するにあたり、心が洗われます。近隣にすばらしい寺院が数多くあることを実感しました。

山門 仏殿 本尊釈迦三尊像(釈迦如来・迦葉尊者・阿難尊者)
二十四天善神(左側) 達磨大師像 武帝像
二十四天善神(右側) 報恩堂 方丈
石仏五如来 龍文堂 御神木・猿侯杉
≪平成26(2014)年11月3日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年11月10日(月):第1303号】