虹梁(こうりょう)・海老虹梁(えびこうりょう)

 寺社建築において、虹梁とは、梁(はり)の一種で、虹のようにやや弓なりに曲がっているものです。「虹」の名は緩やかに湾曲した形状に由来し、彫刻や彩色などの凝った装飾がされる場合もあります。海老虹梁は、海老のように湾曲した形の虹梁の事です。側柱や本柱など高低差のあるところに用いられます。
 本寺の本堂【元禄元(1688)年】や位牌堂【嘉永7(1854)年】にも、虹梁や海老虹梁があり、美しい彫刻や彩色がされています。とても320年前や160年前に建てられてものとは思えません。

内陣前左側の虹梁 内陣前中央の虹梁 内陣前右側の紅梁
位牌堂左側の虹梁 位牌堂中央の虹梁 位牌堂右側の虹梁
本堂大間前中央の虹梁  本堂大間前の海老虹梁(左側) 本堂大間前の海老虹梁(右側) 
≪平成26(2014)年9月7日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年9月8日(月):第1240号】