日光東照宮  場所の地図

 本日の紹介は、世界遺産に登録された日光社寺の中での真打ちである「日光東照宮」です。誰もが知っていることですが、「日光東照宮」は徳川家康がまつられた神社です。現在の社殿群は、そのほとんどが寛永13(1636)年3代将軍家光により建て替えられたもので、境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並び、その豪華絢爛な美しさは圧巻です。全国各地から集められた名工により、建物には漆や極彩色がほどこされ、柱などには数多くの彫刻が飾られています。誰もが修学旅行等で一度は訪れたことがある「日光東照宮」ですが、改めて今回拝観してみて、その広大さと豪華絢爛さに認識を新たにしました。
 表門前にある五重塔は、現在塔内を有料で拝観できるようになっていました。拝観受付をして、三猿がある神厩舎、陽明門、眠り猫がある坂下門、奥宮、本社、鳴龍がある本地堂と巡るコースですが、たっぷり半日かかりました。特に、奥宮に続く階段は、かなりの坂道で距離があるため、若い人でもかなりきつく感じます。今回、陽明門は修理中ということで、覆いがかぶされており見ることができずに残念でした。有名な三猿は、神厩舎の長押上に8枚ある彫刻の一つであるということ、眠り猫も数多くある蟇股(かえるまた)彫刻の一つであることを再認識しました。建物内に彫刻は無数にあり、どれもこれもすばらしいものばかりでした。

石鳥居 五重塔 表門
神厩舎 三猿 陽明門をのぞむ
修理中のため、飾られている陽明門の写真 唐門 唐門の彫刻アップ
祈祷殿 眠り猫 坂下門
奥宮拝殿 奥宮宝塔 天井に鳴龍がある本地堂
≪平成26(2014)年8月20日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年8月26日(日):第1227号】