岐阜 谷汲山&横蔵寺

 岐阜県揖斐川町にある古刹2ヶ所を参拝しました。谷汲山華厳寺(たにくみさん・けごんじ)は、今の時期、桜の名所として、両界山横蔵寺(りょうかいざん・よこくらじ)は、舎利仏(みいら)のある寺として有名です。


 谷汲山華厳寺  場所の地図

 谷汲山華厳寺は、延暦17(798)年に開創した天台宗に寺院で、 西国三十三番満願霊場で、"谷汲さん"の名で親しまれ、桜や紅葉の名所としても知られており、多くの観光客で賑わいます。
 長い参道の両側には、美しい桜並木が続いています。4月6日から13日まで、さくらまつりが開催されています。訪れた日は、まつり期間中で、桜の花は満開、多くの観光客でにぎわっていました。桜並木の参道を500mほど行くとやっと山門があらわれます。その後、急な階段を登ると本堂をはじめとするいくつかの伽藍が登場します。

満開の桜並木
山門 本堂 満願堂


 両界山横蔵寺  場所の地図

 両界山横蔵寺は、延暦22(803)年に伝教大師最澄が創建したと伝えられる天台宗の寺院です。22体の国の重要文化財が安置され、多くの絵画、書籍を蔵していることから"美濃の正倉院"と呼ばれています。中でも200年前に即身成仏したという、妙心法師の舎利仏(ミイラ)は有名です。秋になると周囲の山々や境内に植えられた木々が美しく色づき、紅葉の名所になるとのことです。
 舎利殿には、妙心法師の舎利仏(ミイラ)が、瑠璃殿には、22体の国の重要文化財が安置されており、両殿の拝観には¥300が必要です。

参道 仁王門 本堂
観音堂 瑠璃殿 舎利殿
 ≪平成26(2014)年4月8日撮影≫ 

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成26年4月11日(金):第1090号】