今月の掛軸 №33-長山虎壑(ながやま こがく)書

 今月の掛軸は、長山虎壑の書です。長山虎壑(1845~1918)は、初代方広寺管長です。
 書は、七言絶句で次のように書かれています。

  名垂東海古禅林   名は東海に垂る 古き禅林
  写出風光物外心   風光を写し出す 物外の心
  五百応身分化去   五百の応身 分かちて化去す
  奇巌石上各存箴   奇巌の石上 各おの箴を存す
        深奥山即事  三笑軒虎壑

  東海に名だたる歴史有る禅林
  世俗を離れた心に 風光を映し出す
  五百の応身に分かれて飛び去って
  奇巌の上にそれぞれ戒めを残している

≪平成25(2013)年12月1日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年12月3日(火):第961号】