曲彔(きょくろく)

 お寺の儀式で導師がすわる椅子を「曲彔」といいます。ところどころ彫刻で装飾してあり、金色や朱色で塗装されています。着座部分は皮でできており、持ち運びに便利なように、折りたたむことができるようになっています。この「曲彔」は、昭和34(1959)年にある檀信徒様から寄贈されたものですが、50年以上が経過し傷みがはげしかったため、このたび修復しました。修復してできあがってきたばかりで、まだ一度も使用されていません。

≪平成25(2013)年12月1日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年12月2日(月):第960号】