天蓋(てんがい)

 本日で、800号になりました。記念号としては、釣月寺を美しく飾る仏具にしました。

 禅宗寺院の本堂を豪華にみせる、天井からつるされた仏具を「天蓋」といいます。
 暑いインドにおいて、貴人の外出に於いて大きな傘を用いて強い日差しを防ぎました。やがて、それが仏像や高僧の頭上を、そして本堂の天井を飾る装身具となっていきました。これが天蓋の起こりです。
 釣月寺の本堂にも、天蓋が取り付けられており、本堂を豪華に見せています。昭和7(1932)年、今から約80年前にある檀家様からの寄贈という記載が残っています。

≪平成25(2013)年6月2日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年6月25日(火):第800号】