鏡餅
新年明けましておめでとうございます。
平成25年度になりました。今年も平和な一年になることを祈願します。
釣月寺の仏壇は、新年の荘厳になっています。そこには、鏡餅が供えられお正月らしさを演出しています。
位牌堂には、各檀信徒様からご先祖様へのお供えがされます。十数年前までは、各お家でつかれた鏡餅が多くお供えされていましたが、近年はめっきり減っています。各お家で餅つきをしなくなった影響です。そのかわりに市販の豪華な鏡餅が登場しました。そこには、「鏡餅」に関する知識が次のように記載されていました。
【伝えたい日本の心】鏡餅をお供えする
一年の節目であるお正月には年神様(としがみさま)という神様が各家庭に降りてくるといわれ、新しい年の健康と幸せを授かります。鏡餅は年神様へのお供えで、たとえ不幸があった年にしても年神様をお迎えすることには変わりありません。新年の健康と幸運を祈って、鏡餅を毎年かかさずにお供えしましょう。
【1月11日は鏡開きの日】
年神様がいらっしゃる1月7日までを「松の内」といいます。鏡開きには、年神様にお供えした鏡餅を下ろし、お供え物をいただくことで、一年の無病息災を祈ります。
【正月に餅を食べる理由】
正月に餅を食べるのは、平安時代に宮中で健康と長寿を祈願して行われた正月行事「歯固めの儀」に由来します。もともと餅は、ハレの日に神様に捧げる神聖な食べ物でした。また、餅は長くのびて切れないことから、長寿を願う意味も含まれています。12月に入り、次年度の準備をする時期になりました。
≪平成24(2012)年12月28日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成25年1月1日(火):第625号】