書院造り

 毎月、今月の掛軸として紹介している掛軸を掛けている室は、庫裏北東部にある書院造りの室です。
 書院造りは、日本の鎌倉時代に成立した住宅の様式です。一般的には、床の間などのある座敷を指しますが、建築様式としての定義はまだ定まってはいないそうです。建物の内部を引き戸の建具で幾つかに仕切り、床には畳を敷いて、天井を張り、客室には床の間、違い棚などの座敷飾りを備えて客を迎え入れる室と一般的に解釈されています(ウィキペディアより)。下記の図は一般的な書院造りです。釣月寺の書院は、この図と左右反対ですが、ほぼこの様式どおりです。賓客用の客間として大切に利用しています。


釣月寺の書院

床の間 長押・天袋・違い棚
書院(上部の欄間彫刻は平成14年10月先代が画いたもの) ふすま
欄間と鴨居(左側) 欄間と鴨居(右側)
≪平成24(2012)年3月4日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年11月3日(土):第566号】