静岡・梅蔭寺 場所の地図
静岡市清水区に清水次郎長の菩提寺である梅蔭寺があります。東名自動車道路「清水IC」から南方向へ5kmほどです。臨済宗妙心寺派の寺院で、山号は幽香山といいます。拝観料は¥300です。
境内の庭園には、錦鯉が泳ぐ池のバックに清水次郎長の銅像があります。また、境内にある「次郎長遺物館」には、次郎長に関する遺品が数多く展示されている他、経歴が詳しくパネルになっています。また、次郎長をはじめとする一家の墓もあります。
清水次郎長(1820-1893)は、江戸時代後期の博徒です。400人余りをかかえる次郎長一家の盟主となり、その名をあげました。明治初期には、囚人を使役して富士の裾野(すその)を開墾したり、汽船を建造して清水港発展の糸口をつけたりと、その社会活動に貢献しました。明治26(1893)年病死、葬式には1000人前後の子分が参列したといわれています。
清水次郎長が、当地において、偉人として崇拝されていることをひしひしと感じました。
梅蔭寺本堂全景 | 次郎長の銅像がある庭園 | 次郎長をはじめとする一家の墓 |
≪平成24(2012)年10月8日撮影≫ |
釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年10月15日(月):第547号】