施餓鬼棚

 施餓鬼棚は、山門施餓鬼の当日、本堂の正面において、施餓鬼用の祭壇として飾り付けをし、お供えをします。昨年の施餓鬼棚は、【平成23年8月15日(月):第120号】に紹介してあります。普段は、本堂の左手に置いてあり、お寺参り用の祭壇として使っています。毎年当たり前のように使っていたのですが、この棚の作られた年月が、後側に記述されていました。なんと、明治34年5月すなわち西暦1901年5月です。今年は西暦2012年ですので、なんと111年目ということがわかりました。頑丈に作られており、今でもびくともしません。棚のまわりは、卒塔婆仕様になっており、四天王や七如来等が書かれています。100年という時代の重みをしっかり受け止め、これからも大切に使っていく所存です。

施餓鬼棚全景 作られた年月の記述
≪平成24(2012)年8月11日撮影≫

釣月寺和尚の一日一題 話題提供 【平成24年8月12日(日):第483号】